あなたのソーシャルスキルを鍛えるために「ゲーム理論」をマンガで学ぼう


マンガでやさしくわかるゲーム理論

※本をプレゼントします!募集要項などはご読了後に出てきます。

本棚お助け隊 菅原でございます。
今回ご紹介の本は、ビジネス理論を易しくマンガで学ぼうシリーズ、第1回目は、ゲーム理論について、です。

タイトルも、そのものズバリ、マンガでやさしくわかるゲーム理論です。



「ゲーム理論」って何?


菅原は、映画「ビューティフル・マインド」で知りました。
ビューティフル・マインド (字幕版)
ゲーム理論を提唱しノーベル経済学賞を受賞したジョン・ナッシュの人生を描いた映画です。
映画では、鳩の群れを見ていたナッシュがゲーム理論を構築してゆく様(実際にはもっと複雑な研究などをされていたのだと思いますが)や、統合失調症との闘いが印象に残っています。

あなたのソーシャルスキルを「マンガでやさしくわかるゲーム理論」で鍛えよう


昨今、「ソーシャルなんとか」という言葉がとても多くなりましたね。
その中でも、「ソーシャルスキル」
「社会技能」とも言います
が、横文字のほうがすっきり来るかな。

売れているビジネス書や自己啓発書にも、ソーシャルスキルを扱ったものがとても多いです。
人間関係や対人関係が高度化してゆく中でより求められるようになってきたスキルや能力です。
いわゆる「人間臭い魅力」とかも含まれますし、「空気が読める」や「会議などをファシリテイトするスキルや能力」も同様です。
特にリーダーのポジションにある方には、一番に求められるスキル・能力の一つになってきていますね。

ゲーム理論は、ソーシャルスキルを高めたり理解したりするにもとても有効です。
「人はなぜ不合理と思える判断をするのか」とか、「利益がぶつかり合う関係をどのようにまとめるのか」、とか、「組織や集団を長期的な視点に経ってどのように方向づけてゆくのか」、「しんどい状況、過酷な状況でいかにリーダーシップを発揮してゆくのか」などを整理して考える土台となってくれる理論です。


ソーシャルスキルとは、WHOの定義によると以下のような能力です。

・意思決定
・問題解決能力
・創造力豊かな思考
・クリティカルに考えていく力
・効果的なコミュニケーション
・対人関係スキル – 自己開示、質問する能力、聴くこと
・自己意識
・共感性
・情動への対処
・ストレスへの対処

(引用:Wikipedia「社会技能」)

いわゆる人間関係能力に問題解決力が合わさったイメージでしょうか。

「マンガでやさしくわかるゲーム理論」ななめ読み


本は、ストーリー仕立てになっており、マンガの章の間に、ぞれぞれの章で扱ったトピック解説が入っている、という内容です。
マンガ部分と活字部分と、ちょうど半々ぐらいでしょうか。結構読みごたえもあります。
ストーリーは、とあるさびれた温泉街を舞台に展開します。
温泉宿の次男坊が東京の勤務先より無理やり連れてこられて「はあー」なんてため息つきながら、宿の起死回生の具体案もなくぼんやりと将来の経営に不安を抱いています。
そこに敏腕コンサルタントと名乗る投宿客が加わり、街全体を巻き込んで温泉街の活性化に挑んでゆく、というストーリー。

ゲーム理論のひとつとして有名なのは「囚人のジレンマ」と呼ばれる実験や理論。
つまり、複数の関係者間で複数の選択肢があり、それぞれの選択肢に応じた帰結が想定される場合にどのように意思決定するのが合理的か、という命題です。
囚人2人がお互いに会話などできない状況で、1人どちらかが有利になる場合と2人で同時に少しだけ有利になるような条件を与えるとどちらを選択するか、という有名な問題ですね。
人間同士の関係性や時間の経過をどのように俯瞰するか、ということが問題を解くポイントなっています。
そういった考え方の枠組みを、この本では、例えば、利害関係が対立したり絡み合ったりする温泉宿同士がまとまってゆくことに投影したり、宿同士でまとまったら今度は、外敵や競合がたくさんある中で自分たちの温泉街をアピールしてゆく為に結束してゆく様などのシーンで描いています。

ゲーム理論の特徴・手法のひとつとして、「問題を俯瞰する」ことがあります。
そして、俯瞰するために問題を単純化します。

日々、私もみなさんも、小さなことから大きなことまで意思決定の連続の毎日だと思います。
迅速かつ正確な意思決定には、問題の単純化は重要です。

「マンガでやさしくわかるゲーム理論」キーワード・書かれていること


●ゲーム理論は「利害が対立する者同士の関係や駆け引きを分析するツール」

●ナッシュ均衡とは「お互いに相手の戦略に対して最適な戦略をとりあっている状態」

●囚人のジレンマの本質は、「個人の利益と全体の利益が対立しているため、それぞれのプレイヤーが自分の利益だけを追求すると、全体としては望ましくない状態に落ち着いてしまう」
・・・東京や大阪の満員列車に揺られている勤勉な日本のみなさん。誰もが苦しいし大変だし、でも一人一人が勝手にパーソナルスペースを主張し始めたら成り立たないのが満員列車ですよね。
このまま満員列車が解決されないのは良くないと思いますが、ひとつは日本に住む皆さんの協調性が象徴的に表れている出来事ではあるかなと思います。囚人に例えてすみません。

●「囚人のジレンマへの対処方法」:お互いをよく知り、ルールを作ること。
・「お互いの行動が良く観察できる長期的な相互依存関係をつくり出す」
・・・お互いをよく知る、ってことですね。普段の挨拶がそこそこできていれば、ご近所同士の争いや諍いもそれほど発生しないことも多いです。
・「ルールを変えよう:全体の利益を損なうような利己的な振る舞いに対して罰を与える」
・・・まさしく法律を皆で定めて、皆で守ろう、ということですね。構成員がたくさんの社会になればなるほど、意思疎通が難しくなるし相互依存ももちろん確立しにくくなります。
そういう状況では「暗黙の了解」や「無言の紳士協定」などに頼らず、きちんと皆で守るべきことを明文化することが必要なのですね。

●「コーディネーションゲーム」とは皆で協調行動をとること。必ずしもナッシュ均衡として合理的ではない。

足並みが揃うことで問題解決に至る。
また、問題解決をする目的で足並みを揃える。
・・・必ずしも合理的でない解決策も洗濯されることがある。
本では、例えばPCなどのキーボードのQWERTYキーのことを挙げています。
研究によるとQWERTY配列よりも入力がしやすいキーボードはあるそうです。
そういえば、親指シフトってありますよね。。。

●「ダイナミックゲーム」とは、「行動」と「結果」には時間差があることに着目し、その教訓は「時間的な広がりのあるゲームでは先を読んで行動した方がよい」ということ。
一見、これは至極最もで簡単にできそうなことですが、現実的には「私たちの時間的視野はとても狭く、多くの人は先を読んで行動することを苦手としている」のです。
歴史を学べ、等と言われることがありますがまさにそのことですね。過去に起きたことを追体験することで疑似的に時間の流れがある中で何が起こっていったのかを学習することですよね。
将棋や囲碁などのゲームでもこの視点が必要ですし、ビジネスにおいても短期的な利益と長期的な利益が相反する場合に、どのように現実的な対策を進めてゆくかという判断が日々求められていると思います。
逆に言えば、人は「時間的な視野がとても狭い」ので、努力したり意識したりして「長期的な視野」から物事をとらえ判断するようにする必要があるということです。
私たちは好むと好まざるとに拘らず80年ぐらいの人生を送り、仕事に費やす年月も30-50年ぐらいあるのですから。

●行動経済学の視点:「ゲーム理論的アプローチの限界」
ゲーム理論によると、人の行動や判断は「合理的」にされるのですが、一方、我々が日々感じたりしているのは、人はとても不合理でもある現実です。
不合理な行動の例として、以下のようなものが挙げられています。

・選択肢が増えすぎるとかえって選択できなくなる
・3つの選択肢があるとつい真ん中の選択肢を選んでしまう
・他人の行動に影響を受ける
・自分に都合の良い情報だけを選択してしまう
・視野が狭くなって先読みができなくなる
・非常に小さい確率を過大評価してしまう
・自信過剰になってしまう
・損をするとそれを取り返そうとしてリスクを平気でとるようになる

どなたも思い当たるふし、ありますよね。。。
こういう不合理な選択行動をしてしまうのって、つまりは「感情」が相当に作用していると思うのですが、個人的に。
ついかっとなったり周りのことや前後関係を未整理のまま勝手な理屈をつけてとらえてしまったりして、後悔することがままあります。。
また個人的に感じるのは、この本では述べられてい部分ですが、それぞれの人々の「内向性・外向性」などの特質や性格なども影響しているような気もします。
この辺はアドラー心理学とも並行して整理してゆかないとならないかな。。

本では、そのように偏狭になってゆきがちな傾向を乗り越えてゆくためには、「選択肢」を多く持つことだと書かれています。
確かに、と感じますね。
経験や思考の量は、何事にも代えられない価値を生むことが多いです。

ちなみに、この手のハウツウマンガって最近は「絵」がよくなりましたよねえ。。
昔からあるジャンルですが近年はビジネス・実用書の中の一ジャンルとして確立してきた感もあり、きちんとシリーズで企画されていたりすることもあり、漫画家さんの気合の入り方も違うのかな?
アマゾンでも「ビジネスコミックス」としてジャンルになっています。
一番売れているのは「7つの習慣」。
まんがでわかる 7つの習慣

マンガでやさしくわかるゲーム理論はJMAM、日本能率協会マネジメントセンターという出版社から出ています。
こちらは、ビジネス系専門の出版社さんです。
出されているもので、皆さんよくご存じなのは、まずは手帳、でしょうか。
「能率手帳」という名前と聞けば膝を打つ方はおそらく40台以上の方ですね。
不肖菅原も、新卒時代からお世話になっています。当時はリクルートさんが社名を入れて配ったりしていました。
A4見開きのビジネスプランナー手帳で、とても使いやすい手帳です。まさしく能率。
今は、NOLTY(登録商標)として販売されています。
サイトを見てびっくりしましたよ、岡田准一じゃないか。。。

母体となっている「日本能率協会」さんは、主に人事関連を中心とした企業の経営支援全般のセミナーなどを行っている社団法人さんです。


これに効く・こんな方へおすすめします

●なんだか人間関係に翻弄されて悩みが尽きない方。
●組織を運営・管理する立場やリーダーの方。
●本は苦手だけど、ゲーム理論って何だろう、と気になっていた方。

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菅原 大司 の紹介

株式会社ブギ 本棚お助け隊 の代表取締役です。
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