「お父さん」の大きさ


中野坂上の交差点で信号待ちをしていると、
隣に外国人のファミリーがやってきました。

すると、男の子が突然
「Wow! That building is taller than you!!」
と、道路の向こうにそびえ立つ高層ビルを指差して
感嘆の声をあげました。

その声を聞き、
2メートルはありそうな大きなお父さんが、
「そうだね。その通りだね。
あのビルだけじゃなく、この世界には
お父さんより大きい物がたくさんあるんだよ。」
と、低くやさしい声で答えました。

短い会話でしたが、
「2メートルくらいのお父さん」と
「地上何十メートルもある高層ビル」を
比較する男の子の感性が新鮮で、
小さな感動を覚えました。

そして、ふと、我が父のことを思い出したのでした。
子どものころ、自分の目に映った父も、やはり「すごーく大きい」人で、
それが思春期になると「うっとうしく、話もしたくない」人になり、
大人になった今、いつまでも越えられない、
「大きな、大きな」人になりました。

父はもうこの世にいませんが、
もし生きていたら、仕事のことや人生のこと、
熱燗でも酌み交わしながら語り合いたかったなあ。
今日は温かいお鍋をつつきながら、
故郷のお酒をちびっとやろうと思います

まだまだ寒い日が続きますが、
皆さまも温かい夜をお過ごしくださいませ

本棚お助け隊おちょこで一杯

くま子

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