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神楽坂「かもめブックス」さんで本を買いました。

菅原です。
先日、当社から歩いて10分ぐらいのところにある、「かもめブックス」さんへ行ってきました。


こちら↑は、かもめブックスホームページより、「アンドウさん」です。(アンドウさんの詳しい紹介

地下鉄神楽坂駅の矢来口から出たすぐのところにあります。

神楽坂近隣は、大手出版社をはじめ、特徴のある出版社や小規模な出版社、編集プロダクションさん、また大日本印刷や関連の印刷工場、印刷会社さんがたくさん並ぶ、本の街です。
当店のある江戸川橋周辺も、界隈のビルなどにたくさんの出版系のオフィス、印刷工場があります。
ちょっと横道に入ると紙の束をたくさん載せたフォークリフトがぶい~ん、と走っているのが日常です。

かもめブックスさんは、2014年11月に新しくオープンした、カフェとギャラリーも併設している本屋さんです。
本のセレクトも特徴があって、「こんな本あったんだー」という発見があります。
そんなわけでちょくちょく寄らせて頂くのですが、欲しくなってしまう本が多くやや困ります。
もう全店大人買いしたいぐらいの感じのナイスセレクトです。

先日は、これらを衝動買いしました。↓

1冊目。
「このレシピがすごい! (土屋敦著、扶桑社新書)」
このレシピがすごい! (扶桑社新書)

著者の土屋氏は、書評サイトHONZで書評を書かれています(HONZ土屋敦さんページ)。
土屋氏のレビューを読んで衝動買いした本はこれまで数知れません。土屋氏のレビューのみならず、HONZというサイトは本の衝動買いをしてしまう私のような者にはとても危険です。
特にノンフィクション好きにとっては最重要の危険アラートです。

私にとって、土屋氏はHONZの書評家だったのですが、ご自身の著書もあるとは知りませんでした。

かもめブックスは、料理本コーナーも独特のセレクトで充実しています。さすが東京の誇るグルメシティ神楽坂にある本屋さんです。
レシピブックも多くありますが、どちらかと言うと、料理や食材などの理論書や事典類などが充実しているようです。
オレンジページやレタスクラブ、簡単レシピのムックがたくさん並んでいるような、大きな書店さんの料理本コーナーとは一線を画する感じです。

そんなかもめブックスさんの中で、こちらの本を見つけました。

内容は、古今東西の秀逸なレシピブックや料理本にあるレシピの中から、さらに土屋氏目線と舌でレシピを選びぬき、そのレシピの官能、感動をエッセイとしたものです。
これを読むだけで、そのレシピを作りたくなるし、食べたくなります。

レシピ本や料理本って、料理を作る為に買って読んで、というのが普通だと思いますが、菅原は結構、読むこと自体が好きです。
そういう人って、他にもいたんだ!(土屋氏のこと)という感動がありました。
料理の写真やレシピの材料や作り方を読み、脳みその中で調理のダンドリや味を想像するのが悦楽です。
そうやってレシピを読み、「これはいいぞ!」と思ったものをやおら作り始める、という流れです。
シンプルな材料と手順で完成度の高い料理となるレシピは、実に感動します。

表紙帯の写真は、開高健さんの「雲丹のグラタン」です。菅原はこのビジュアルに迷わず飛びつきました。
正解でした。
雲丹のグラタン、ものすごく官能的でうまいのでしょうね。まだ予算の関係で試作できておりません。

2冊目。
「動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ(池上高志著、青土社)
動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ

読み始めました。
かなり難しいです、菅原にとっては。
オートマトンプログラムで、生命的なものの増殖プログラムを回した話や、ロボットに学習させて生命的になってゆく話等、たくさんの最新理論が紹介されています。
そういった理論をあらかじめ知らないと、なかなかついてゆくのが大変です。
ただ細かい理論的な内容や話は知らなくても、難しい用語の意味は知らなくても、大まかな話の流れをつかむだけでもとても勉強になります。
様々なものを「生命」としているのは、人間の意識・認識である、という話だと思います、概略は(間違っていたらすみません)。
最初の1割ぐらい読みましたが、かなり挫折しそうな雰囲気が濃厚です。

かもめブックスさんの中では、宇宙系、科学系の本を集めた棚に有りました。
定番のリチャード・ドーキンスや、フリチョフ・カプラなどがあって、全部欲しい棚です。

3冊目。
「哲学的な何か、あと科学とか(飲茶著、二見書房)」
哲学的な何か、あと科学とか

飲茶氏の本は以前からいくつか読ませて頂いておりました。
あ、飲茶さん、というのはペンネームですね。
史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (SUN MAGAZINE MOOK)とか。
とても分かりやすく、文体も面白い本を書く方です。
飲茶さんは、本と同名・同内容のウェブサイトも運営されていて、その内容が本になったのが、こちらです。
以前よりこちらのサイトではいろんな理論を拝読し勉強させて頂いておりました。
「シュレディンガーの猫」の話を読んでいて(目下挫折中ですが)、ちょうどこの本を見つけてしまった、という次第です。
やっぱり本は読みやすいですね。

以上、3冊でした。
これから読みます。
完全挫折が早いか読了が早いか。