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17年前の本は売れるのか? 【前編】

クリスマスにクッキーを焼こうと思い、
久々に『ステラおばさんのアメリカンカントリーのお菓子』
という本を本棚から引っ張ってきました

これはたしか、学生時代に買ったのだと思います。
奥付けを見てみると、1996年12月1日(13刷)と
書かれています。

アメリカのアーミッシュの人々の
素朴なレシピを集めたこの本には、
キャラウェイシード
やら
ピーカンナッツ
やら
カレンズ
やら…
田舎者のくま子には耳慣れない材料が
たびたび登場します

当時は今のようにインターネットは一般的ではなく
情報も圧倒的に少なかったため、
それらの材料が「甘いのか辛いのか」もわからないくらい
未知なるものでした。

でも、この本は解説文がとても魅力的かつ親切で、
耳慣れない材料の説明や各レシピにまつわる背景が
丁寧に、温かいタッチで書かれています

この解説文を読みながら、未だ見ぬ素材の
味やテクスチャを自分なりに想像し、
「なんか違うよねえ…」と思いながらも
ピーカンナッツをピーナッツで代用するなど、
まあ、いろんなことをやっていました

はああ…。
あれからもう17年もたったのですね。
くま子にとっては「17年の思い出がぎっしり詰まった1冊」ですが、
市場では、どういう評価になるのだろう?
ふと疑問に思い、査定隊長に現物を渡して見てもらいました。

結果…なんと売れるそうです
いわゆる「古書」とも違う、
こういう「ビミョーに昔の」本というのは、
お値段が付かないものかと思っていましたが…。

ちょっと長くなりそうなので、続きはまた明日、です

くま子