くま子は5歳から、たしか15歳ごろまで、
ピアノを習っていました
といっても、何しろ飽きっぽい&享楽的な性格なので、
上達するために必要な「ちょっと大変な練習」を
どうやってさぼろうか、と、そんなことばかり考えていました。
大嫌いだった指練習用の楽譜『ハノン』は「なくしました」と、
また、同じく嫌いなメトロノームは「壊れました」と、
いつもわかりやすい嘘をつくくま子でしたが、
先生は責めることもなく、いつもいつも、やさしかった。
くま子がなかなか上手にならなくても、
数少ない「良いところ」を探して、
一生懸命ほめてくれました
それから、先生は「音楽」と「教えること」を心から
愛していることが全身から伝わる人で、
ちびっ子が複数集まると、
カスタネットやタンバリンで小さな音楽会をしたり、
ソルフェージュの練習をしたり、音のあてっこをしたり。
楽譜の書き方も、先生に教えてもらいました
今考えると、明らかにお月謝に見合わないくらい、
濃いレッスンでした
くま子は今でも、ジャンルを問わず音楽が大好きですが、
音楽の基礎と、何より「音を楽しむ」ことを教えてくれた先生に、
いつもお礼を言いたいと、ずっと思っていました。
でも、その教室は閉じてしまったと母から聞いていたので、
きっと、もう会えないのだろう、と思っていました。
ところが、ある時ふと、当時小さかった
「先生の息子さんの名前」を思い出し、
facebookで検索したところ、まさかのヒット!!!
思い切ってメッセージを送ってみると、
お返事が返ってきました。
なんと、先生はいまも現役で、
旦那さんのご実家があるところで教えていらっしゃるそうです!
「くま子さんが音楽を好きでいてくれること、母も喜ぶと思います。
発表会など、お時間があれば見に来てくださいね」と。
おおお
先生は、今もたくさんの生徒たちに、
音楽の楽しさを教え続けているのですね
くま子も仕事は好きですが、
改めて、先生のように自分の仕事に誇りと情熱をもって、
生きていきたいと思ったのでした
写真は、青森でゲットしたほたて型カスタネット=ほたてネットです。
リズムを刻むと、「うん タンタン うん タタンタタン」という、
先生のやさしい声が聞こえてきそうです
くま子
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