7月になりました。
早速、夏休みの方もいらっしゃるでしょうか。
世の男性諸氏、お父さん諸氏、夫君諸氏に「家族、妻を想う写真集」をご紹介します。
ご家族とのご旅行や行楽の前にご一覧頂き、「ああ、こんな風だったよなあ」なんて、みずみずしい感情を思い出してみてください。
まずは、
「センチメンタルな旅」です。
天才アラーキーこと荒木経惟氏の歴史的代表作。
こちらが、復刻版となって今年2016年に河出書房新社から発売されました。
「復刊ドットコム」というサイトがあり、こちらで復刊が企画されたものです。
(「私家版でのみ刊行された天才・アラーキーの“幻”の写真集が、まさかの限定復刻!」)
「センチメンタルな旅」については、しばらくこちら↓のダイジェスト版的な版が入手可能なものでした。
オリジナル版に比べて一部21枚の写真のみの収録となっておりまして、「ほかの写真はどんなものだろう?」と待ち望まれていたものです。
オリジナル版は私家版(自費出版)で古書市場でも非常に希少で出回らず、数十万円の価値がつくものです。
今でもこの続編、「続センチメンタルな旅 沖縄 荒木経惟写真集2」は復刊されておらず、WEBで出ている情報でも78,000円のものがあります(2016/7/1現在)。
持っている方、ご連絡下さい。買取させて頂きます!
次に、藤代冥砂氏の2冊。
「もう、家に帰ろう」と「もう、家に帰ろう〈2〉」。
藤代氏はファッション写真などを中心に活躍するカメラマン。奥様はファッションモデルの田辺あゆさん。
お二人の生活を撮っています。
2人だけの生活に、やがて子どもが生まれ、家族になってゆく様子が描かれています。
最後に、「妻を撮ること」。
写真家の中村泰介氏のもとに、奥様が「転がり込ん」で来る。
最初は切なく、なんとなく危なっかしい感じが、だんだんしっくりとした空気が漂ってきます。
恋愛と家族と生活と人生と、ゆっくり思ってみる夏もいいものです。